極薄ラッカー塗装が魅力的な、Fender USA HighWay 1 シリーズ。

フェンダーUSAから発売されたハイ・コストパフォーマンスに優れた Highway 1シリーズ。

Highway 1 シリーズの最大の魅力である「極薄ラッカー・サテンフィニッシュ」は、自然な経年変化 (塗装引き、擦れ等による風合の変化)が現われやすく、弾けば弾くほど味わいのある風格に、鳴らせば鳴らすほど音が木になじみ、ユーザーの想いをストレートに伝えることができます。
弾く人とともに”成長する”このギターを一度手に取れば、ヴィンテージ同様の音と価格のギャップに驚き、Highway 1がいかに魅力的なシリーズであることが理解できることでしょう 。

ここでは、Highway 1 ストラトキャスターの各部の機能を見ていくことにしましょう。

フラット・トップのボディは、体にフィットしやすいようにボディエッジを丸くし、バックにはコンター加工ーを施してあります。ハイポジションでの演奏性を考え、6弦側と1弦側は大きくカットされています。

 

ネックとボディを別々で制作し4本のねじで留める「デタッチャブル・ジョイント」、最大5通りのサウンドが出せる3ピックアップ、ストラトならではの「シンクロナイズド・トレモロ・システム」など、レオ・フェンダーのアイディアをしっかり受け継いでいます。

 

Highway 1 ストラトキャスターで使用されている木材

Highwai 1 ストラトキャスターのボディはストラトの基本木材のアルダーです。

アルダー

メイプル

ローズウッド

≪音質特性≫
≪音質特性≫
≪音質特性≫
全体的にバランスが良く、特に中音域に膨らみがある印象。この音域はギター・サウンドの要なので、アンサンブルの中でも前に出てくる音となる。
いわゆる枯れた、抜けの良いトーンと言われている。
非常に堅く弾力性のある材なので、アタック、サスティンともに優れています。輪郭のはっきりしたクリアな音質特性。Highway 1 STではネックと、メイプル指板モデルには指板に使用されています。 指板材として十分な硬さを持つ密度の高い材。導管が太いため吸水性に優れ、プレイアビリティも高いです。アコースティックギターではボディのサイドにも使われることがあります。
耐衝撃性 ◆◆
剛性
密度 ◆◆◆
加工性 ◆◆
曲げ強度 ◆◆
圧縮強度 ◆◆◆
耐衝撃性 ◆◆◆◆
剛性 ◆◆◆
密度 ◆◆◆◆
加工性 ◆◆◆
曲げ強度 ◆◆◆◆
圧縮強度 ◆◆◆◆◆
耐衝撃性 ◆◆◆◆
剛性 ◆◆
密度 ◆◆◆◆◆
加工性 ◆◆◆◆
曲げ強度 ◆◆◆◆
圧縮強度 ◆◆◆◆◆

 

耐衝撃性 木材に対して急激な力を加えた時の強度を示します。
剛性 木材が、強固であるか柔軟であるかを示します。
密度 木材の目の詰まり具合。比重と同義。
加工性 木材の加工のしにくさ。◆が多いほど加工性が悪い。
曲げ強度 木材に曲げる方向の力を加えた時の強度を示します。
圧縮強度 木材の繊維方向に圧力を加えた時の強度を示します。

Highway 1 ストラトキャスターのスペック

BODY

アルダー

NECK

1ピース・メイプル

FINGERBOARD/INLAYS

ローズウッド or メイプル 22フレット / ドッド・インレイ

SCALE LENGTH

スケール : 25.5 インチ

HARDWARE

ヴィンテージ・スタイルシンクロナイズド・トレモロ・システム
ロトマチック・タイプ・ペグ

ELECTRONICS

PU : 3 HOT SC STRATRw/Alnico 3 Magnets and Revers Wound/Revers Polarity Middle

Controls : 1VOL, 2TONE, 5WAY SW

FINISH

3-Color Sunburst
Black
Daphne Blue
Honey Blonde
(それぞれ、メイプル指板かローズウッド指板の選択ができます。)

OTHER

With デラックスギグバッグ

「F」マークが特徴的なチューニング・ペグは、制度が高く、トルク調整ができるロトマチックタイプを採用。片側に6個付いてるので減の張替がスピィーディのできます。

どちらかと言えばスリムなネックは、サテンフィニッシュによりさらに握りやすくなっています。反りの調整もヘッド側でできるので楽ちんですね。

フレットは、さまざまな演奏スタイルでも弾きやすい太さと高さになっています。ヴィンテージタイプの物より少し大きいミッド・ジャンボ・フレットを使用しています。

 

これがストラトキャスター !! 画期的なアイディアを一本に詰め込んだ、ロックギターの原点。

1、3ピックアップによる多彩なサウンド・バリエーション

Highway 1 ストラトキャスターには、3つのシングル・コイル・ピックアップが搭載されており、その組み合わせで5通りのサウンドをレバー・スイッチで切り替えることができます。基本的には、ブリッジ側をリア・ピックアップ、ネック側をフロント・ピックアップ、そしてその二つに挟まれている真ん中はセンター・ピックアップといいます。

一番音が固く輪郭のはっきりしたサウンド。アンプのセッティングを誤ると耳に痛いサウンドになりますので、トレブルの調整には気をつけましょう。

リアとセンターのコンビネーションは、鼻声のような詰まったサウンド。コーラスを少しかけたクランチサウンドにマッチします。

センターピックアップのみで鳴らす人はあまりいないようですが、心地よいまろやかなサウンドが特徴です。

フロントとセンターの組み合わせでは、クリーン・サウンドが気持よく、カッティング奏法にももってこいです。

一番甘い音。泣きのソロフレーズや、アルペジオ奏法などによく使われます。トーンを絞れば、JAZZなサウンドにもなります。

 

 

 

2、シンクロナイズド・トレモロ・システム

1954年に登場したこのトレモロシステムは、弦高やオクターブチューニングが1〜6弦まで独立して調整でき、それまでのトレモロシステムでは難しかった大幅なアームダウン/アップにともなうピッチ(チューニング)の狂いを最小限に抑えることができるようになりました。ブリッジプレートの下にはイナーシャブロックがついており、サスティンの向上にも成功しています。

トレモロアームバーをユニットに取り付ければ、アームダウン/アップができるようになります。長さや重さ、太さなどの違うパーツも販売されており、アームのタッチ感を変えることができます。

一本の弦につき一個のサドル。これにより、各弦で弦高、オクターブチューニングの調整ができます。慣れないとメインテナンスが難しいですが、とことん自分の好みを追及できるのがうれしいシステムです。

弦高は指板の丸みに合わせて調整するのが鉄則です。

ボディ裏のパネルを外したところ。工場出荷時はバネは3本。このバネと弦の張りの強さを均等にすることで性能が発揮されます。この調整は、なかなか難しいのが難点。バネは最大5本までOK。

この2本のネジでバネの張りを調整します。プレートについている黒い線は、アースを取るための導線です。

このように予めフローティング(浮かせる)させることでアーム・アップができるようになります。ただし、演奏中に弦が切れると、バネとのバランスが狂いチューニングがバラバラになるので気をつけましょう。

 

3、生産性を考えた、デタッチャブル・ジョイント・ネック

フェンダー・ストラトキャスターのネックの仕込みは、基本的には4本のネジでボディと接続する、デタッチャブル(ボルト・オン)ジョイント方式です。ネックとボディを別々で制作することにより生産速度が早くなりました。ギブソンのセットネック方式だと、どうしても接着に2日ほどかかりますが、ストラトキャスターはネジなのですぐに終わります。副作用として、ジョイント部のヒールの段差が高くなってしまいます。

4本のネジで留めます。そのままだと木部が割れてしまうので、ジョイント・プレートを挟んでから留めます。ネジは必ず対角線の順番で閉めましょう。

デタッチャブル方式のヒールはこのように段差が大きく、引っかかる感じがありますが、慣れてしまえばどうってことはないでしょう。

 

4、フラット・トップ・ボディ

ストラトキャスターは、レスポールのようなアーチのついたボディではなく、フラット(平)になっています。さらに、基本的には、アルダーならアルダーのみ、アッシュならアッシュのみというラミネート構造は取っていません。このあたりも生産性を考えたレオ・フェンダーの画期的なアイディアですね。さらに、ボディとネックは平行になっています。(レスポールは角度がついています。)ボディと弦の距離が近くなる副作用もあります。

また、Highway i ストラトキャスターのヘッドは70年代を思わせるラージヘッドを採用。実はこれ、通常のスモールヘッドのストラトよりもよりサスティンが伸びるという副作用もあります。