一般的にストラトキャスターのボディはアルダーですが、ST-STDはバスウッドを採用しています。この材は、低価格帯のギターによく使われていますが、癖がなく素直であるという特徴に好意を持つプロのギタリストも多いです。
BODY
バスウッド
NECK/PROFILE
1ピース・メイプル / スリムネック
FINGERBOARD/INLAYS
ローズウッド or メイプル 21フレット / ドッド・インレイ
SCALE LENGTH/NUT WIDTH
スケール : 25.5 インチ / ナット幅 : 42mm
HARDWARE
シンクロナイズド・トレモロ・システム、ダイキャストブロック・サドル、
ロトマチック・タイプ・ペグ
ELECTRONICS
PU : ST-CURRENT x 3
Controls : 1VOL, 2TONE, 5WAY SW
FINISH
3TS (スリートーン・サンバースト)
BLK (ブラック)
VWH (ビンテージ・ホワイト)
CAR (キャンディ・アップル・レッド)
(それぞれ、メイプル指板かローズウッド指板の選択ができます。)
OTHER
With Soft Case
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丈夫で制度が高く、海外のアーティストやギター職人たちにも大きな信頼を得ている「ゴトー(国内メーカー」社製のチューニング・ペグを採用。ロトマチックなのでトルク調整もできます。 |
ナット幅が42mmのネックは、とてもスリムで手の小さい方にも人気を得ています。ナットの端はきれいに処理されており、このあたりに日本人クラフトマンの優しい気遣いが感じられます。 |
フレットは、さまざまな演奏スタイルでも弾きやすい太さと高さになっています。やはりフレット端もきれいに処理されており、引っかかる感じはないです。 |
これがストラトキャスター !! 画期的なアイディアを一本に詰め込んだ、ロックギターの原点。
1、3ピックアップによる多彩なサウンド・バリエーション
ST-STDには、3つのシングル・コイル・ピックアップが搭載されており、その組み合わせで5通りのサウンドをレバー・スイッチで切り替えることができます。基本的には、ブリッジ側をリア・ピックアップ、ネック側をフロント・ピックアップ、そしてその二つに挟まれている真ん中はセンター・ピックアップといいます。
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一番音が固く輪郭のはっきりしたサウンド。アンプのセッティングを誤ると耳に痛いサウンドになりますので、トレブルの調整には気をつけましょう。
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リアとセンターのコンビネーションは、鼻声のような詰まったサウンド。コーラスを少しかけたクランチサウンドにマッチします。
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センターピックアップのみで鳴らす人はあまりいないようですが、心地よいまろやかなサウンドが特徴です。
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フロントとセンターの組み合わせでは、クリーン・サウンドが気持よく、カッティング奏法にももってこいです。
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一番甘い音。泣きのソロフレーズや、アルペジオ奏法などによく使われます。トーンを絞れば、JAZZなサウンドにもなります。
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2、シンクロナイズド・トレモロ・システム
1954年に登場したこのトレモロシステムは、弦高やオクターブチューニングが1〜6弦まで独立して調整でき、それまでのトレモロシステムでは難しかった大幅なアームダウン/アップにともなうピッチ(チューニング)の狂いを最小限に抑えることができるようになりました。ブリッジプレートの下にはイナーシャブロックがついており、サスティンの向上にも成功しています。


↑トレモロアームバー。これをユニットに取り付ければ、アームダウン/アップができるようになります。長さや重さ、太さなどの違うパーツも販売されており、アームのタッチ感を変えることができます。
↑一本の弦につき一個のサドル。これにより、各弦で弦高、オクターブチューニングの調整ができます。慣れないとメインテナンスが難しいですが、とことん自分の好みを追及できるのがうれしいシステムです。
↑弦高は指板の丸みに合わせて調整するのが鉄則です。


ボディ裏のパネルを外したところ。工場出荷時はバネは3本。このバネと弦の張りの強さを均等にすることで性能が発揮されます。この調整は、なかなか難しいのが難点。バネは最大5本までOK。
この2本のネジでバネの張りを調整します。プレートについている黒い線は、アースを取るための導線です。
このように予めフローティング(浮かせる)させることでアーム・アップができるようになります。ただし、演奏中に弦が切れると、バネとのバランスが狂いチューニングがバラバラになるので気をつけましょう。
3、生産性を考えた、デタッチャブル・ジョイント・ネック
フェンダー・ストラトキャスターのネックの仕込みは、基本的には4本のネジでボディと接続する、デタッチャブル(ボルト・オン)ジョイント方式です。ネックとボディを別々で制作することにより生産速度が早くなりました。ギブソンのセットネック方式だと、どうしても接着に2日ほどかかりますが、ストラトキャスターはネジなのですぐに終わります。副作用として、ジョイント部のヒールの段差が高くなってしまいます。


4本のネジで留めます。そのままだと木部が割れてしまうので、ジョイント・プレートを挟んでから留めます。ネジは必ず対角線の順番で閉めましょう。
デタッチャブル方式のヒールはこのように段差が大きく、引っかかる感じがありますが、慣れてしまえばどうってことはないでしょう。
ボディとの密着性もばっちり。ジョイントポケットの部分は、低価格のST-STDでもしっかり作られています。
4、フラット・トップ・ボディ
ストラトキャスターは、レスポールのようなアーチのついたボディではなく、フラット(平)になっています。さらに、基本的には、アルダーならアルダーのみ、バスウッドなバスウッドのみというラミネート構造は取っていません。このあたりも生産性を考えたレオ・フェンダーの画期的なアイディアですね。さらに、ボディとネックは平行になっています。(レスポールは角度がついています。)ボディと弦の距離が近くなる副作用もあります。

以上、このようにST-STDは低価格にもかかわらず、Fender USAのストラトキャスターのスペックをしっかり受けつでいるのがお分かりいただけたかと思います。これから始める方にはもちろん、セカンドギターとしても実践で使えるクオリティを持っていますので中・上級者の方にもおすすめしたいとおもいます。